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ラボラトリオ Laboratorio

ラボラトリオ第9期

第9期 フランチェスカ・カッチーニ
 10月16日 O che nuovo stupor
11月20日 O dolce Maria
2017年 1月22日 ラテン語の宗教曲 
毎月第三日曜日 11:00−12:30
受講費:5,000円/1回
★参加希望の方、ご質問などお気軽にメールでお問い合わせください。
場所:ファミリエ音楽教室

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Laboratorioとは、イタリア語で「工房、研究所など」を意味する。
 この講座はイタリアバロック声楽の歴史的な流れを俯瞰し、それぞれの歌曲の変化と繋がりを理解し、実際に演奏するにあたって、理解と愛好を深める事を目的としている。
 ルネサンス時代は、フランドル楽派のポリフォニー音楽が主流だったが、1600年頃を境に通奏低音伴奏を伴う独唱歌曲《モノディ》が音楽史に登場する。この発明は、イタリアのフィレンツェで誕生し、またたくまにイタリア全土へ広がっていった。
 この新しい様式《モノディ》は、声楽のいずれのジャンルにも取り入れられ、時代を進むにつれ発展をしていく事となる。室内楽では世俗カンタータ、教会音楽では宗教カンタータ、オラトリオ、劇音楽においてはレチタチーヴォとアリアの繰り返しで劇を進めるという様式に繋がってゆくのである。
 このラボラトリオでは、特にイタリアバロック時代の世俗独唱声楽曲を取り上げ、音楽史の流れに沿って学ぶ。室内楽からはモノディを始めとする、有節アリア、グラウンドバス歌曲、マドリガーレ、カンタータなどの歌曲の作りを、劇音楽からはフィレンツェ時代→マントヴァ時代→ローマ時代→ヴェネツィア時代→ナポリ時代と、現代のオペラの形に近づいてゆく流れを追いつつ、代表的な作曲家の作品を取り上げてゆく予定である。



この講座の目標
・曲と出会う  一期ごとに作曲家を一人取り上げ、その作品について知る。
・詩の形式を学ぶ 詩を通して正しい発音と文法を学ぶ。
・演奏に必要な理論を学ぶ。
・曲の背景を知る  音楽史、作曲家、作詞家、時代背景などを知る。

第一期 ジュリオ・カッチーニ 「新音楽」を読み解く   全4回 終了しました
第二期 ヤコポ・ペーリ フィレンツェ楽派        全4回 終了しました
第三期 天才クラウディオ・モンテヴェルディ マントヴァ 全5回 終了しました
第四期 奇才シジスモンド・ディンディア ヴェネツィア  全4回 終了しました
第五期 ジラーラモ・フレスコバルディ ローマ      全4回 終了しました
第六期 バルバラ・ストロッツィ 初期のカンタータ ヴェネツィア全4回 終了しました
第七期 ジローラモ カプスベルガー 全3回 終了しました
第八期 タルクイニオ メールラ 全3回 終了しました